高校1年生の娘の学校では、しばしば講演会があります。
コロナ禍でなければ親の参加もあるのかもしれませんが、このご時世ではなかなかその機会がありません。
先日、とある経営者さんの講演があり「これからを生きていく人に必要な3つの視点」について講演の最後に話してくれたというのですが
そのうちの一つが
「なんか聞いたことある言葉だなぁと思ったら、【アドラー心理学の共同体感覚】って、言ってたよ」
ということでした。
他者とのつながりを感じながら、自分の所属しているところに貢献していこうとする気持ちの大切さについてお話されたのだろうなと思います。
その経営者さんは、この地域で今まさに開発に注力されている洋上風力の会社を経営されているとのことでした。
(学校のホームページ等でもお名前が出てこずこれ以上情報がないのが残念)
アドラー心理学の共同体感覚は、なかなかわかりづらい概念のようにも思えますし、言葉で理解はしたものの、その境地にたどり着くまでには難しい・・・と感じていらしゃる方もいるかもしれません。
私自身も、初めてこの概念に触れたときには「ちょっと概念が広すぎて、ちょっとつかみにくいかな?」と思ったことを覚えています。
実際、最近、公民館講座で全8回の最終回に共同体感覚を取り上げたところ、とある参加者さんからは
「これまで学んできたことと相容れない感覚があります」
というご感想も頂戴したばかり。
判断に迷ったり、どうしたらいいか悩んだりしたときに、「共同体感覚」という考え方を軸にもっていれば、おそらくは自分を含めた共同体がよりよい方向へ舵を切れるようになります。
アドラー心理学を実践していくときの指針となる、私たちの目指すべきゴール。
2023年の講座は、もっと「共同体感覚」について触れながら、進めていこうと思っています。
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