「怒り」の裏にあった「思い込み」

感情と思い込み

「あなたのせいで
間に合わないじゃない!」

「どうしてちゃんと
その日のうちに
渡してくれなかったのよ!」

アドラー心理学を
学んでいなかったら

娘を
こんなふうに
怒りながら
責めていたかもしれません

先日、学校からの
とても大事な書類を

娘が数日ほど
カバンに入れっぱなしだったことで

とあるオンライン申請に
間に合いませんでした

お便りには
太字で「締切日厳守!」の文字

その申請ができないと
困るのは

娘ではなく
親である「私」

衝動的な感情が動いたことは
自覚しましたが

「怒り」を使わず
一次感情を見つめたところ

間に合わなかった、という
「ガッカリ感」や

お金に関わる申請だったので
「損をしたくない」という欲

オンライン申請には

間に合わなくても

明日の朝一で
直接事務のほうに
かけあえば、なんとかなるのでは?

という「焦り」などが
見えてきました

翌日電話をしたところ

電話口の事務の方が

「お母さん、落ち着いて!」

どうやら
娘はもう1種類のお便りを
私に渡し忘れており

そこには
「申請期限を延長します」と

書かれてあったようです

アドラー心理学では

感情は
「とある目的のために使うもの」

と考えますが

この時

私には2つの気づきが
ありました

1つは

私は「焦り」という感情を
愛用しているということ

仕事を進めていくときや

話し合いをして
物事を決定するとき

何かの準備をするときも

私はしょっちゅう
「焦り」をエネルギーにして
動いているのです

つまり

能動的に動くために(目的)

「焦り」を生み出している

と考えることができるかと思います

もう一つの気づきは

その焦りの裏にある
「思い込み」の存在

私には
「締切は守らなければならない」

という価値観があり
(それ自体は悪いことではありませんが)

「約束を守らなければ
きっと嫌な顔をされる」

「だらしない人だと思われる」

そんな思い込みが
あるのだということです

それを極力避けたいがために
「焦り」を愛用するわけですね

嫌な顔をするのも

だらしないと思うのも

自分ではコントロールできない

「相手の課題」なのに、です

また

「約束が守れなさそうなときは
相談してみよう」とか

「約束が守れなかったときは
交渉してみよう」などの

相手にかけあおうとする選択肢を
ほとんど持ち合わせてないことにも

気づきました

事務の方は

「申請期間が短すぎるという声があって

 期間が延びたんです」と

おっしゃていたので

かけあった人がいたのでしょうね

普段のなにげない
日常の中に
自分を見つめるチャンスが
あるものです

私は

もう少しだけ「焦り」の感情を

ゆるめたっていいんじゃない?と

言い聞かせるようにしていこうと思いました

「マイナス感情」は
いつも私に大きな気づきを
与えてくれます

先日のアドラーゆるカフェでも
「思い込み」を取り上げましたが

「完璧であるべき」

「迷惑をかけてはならない」

「絶対●●に違いない」などなど

価値感も思い込みも

人それぞれですし

それがいつどんな影響を

自分に及ぼしているのか

自分では気づいてないことも

多いのかもしれません

本当にそうなのだろうか?

誰がそう言ったのだろうか?

その裏にあるのは

どんな価値感なんだろうか?

マイナス感情が動いたときには

チャンス!と思って

あなたの感情を

味わい尽くしてみてくださいね

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