2022年度の北秋田市合川公民館事業として、アドラー心理学講座を6月から開催してきました。
年明けにあと2回ありますが、今年の講座はとりあえず終了です。
みなさんいつもの顔触れですので、この日もあたたかい雰囲気の中で、自分の感じ方を率直にお話くださいました。
例えば「職場にギリギリで到着する」という行為について、どう感じるか? などですが、中でも「食べ物」に関する行為は盛り上がりました。
アドラー心理学は、「使ってナンボ」の心理学。
理論を学ぶだけなら本を読めば事足りますが、心理学を実践するというのは知識だけではできないことが多いので、いつのたくさんのワークを取り入れています。
この講座を通じて、思いや考えを伝えあう中で人との違いを知り、認め合い、アドラー心理学の理論にも照らし合わせて納得感をもちながら、他者に対する許容範囲の広がりも感じていただけたかなと思っています。
参加者さんの一人が
「自分の考え方がだんだん変わってきているなぁと感じています」
と、お話してくださいました。
月に1回、90分の講座を半年。
「アドラー心理学は習い事」という表現を目にしたことがありますが、それはまさに続けることで身につくもの、という意味でしょう。
「体」を鍛えようとするとき、きっと人は数か月あるいは年単位での変化を想定すると思いますが、でも、「心」のことはどうでしょう?
なかなかそんなふうに考えたことはないかもしれませんね。
心にも体と同じように人それぞれのクセがあります。一人でいるとそれに気づきません。
あなたがもっと幸せになるために、どんなふうに考えたらいいのかの方法論をアドラー心理学は教えてくれます。
自分のクセを知り、そしてアドラー心理学の見方を取り入れてみる。そしてそれを続けていく。
ここでできたことをあなたの職場や学校、家庭、あなたの所属するコミュニティで同じようにしていったら、きっと勇気づけの輪が広がっていくことでしょう。
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